ビーツの鮮やかな赤い色が特徴のロシアの伝統料理、ボルシチ。
家庭的なスープ料理で、日本でいうところの味噌汁にあたります。
ビーツとはカブのような形をしている野菜で、その色にとても特徴があります。
わかりやすく他の野菜でたとえるなら、紫芋をもっともっと赤紫っぽくしたような色をした野菜です。
ロシアの伝統料理であるボルシチの材料としては欠かすことのできない食材です。
日本ではビーツはあまり馴染み深い野菜ではないですよね。
スーパーに売っているのも極稀です。
ですがそんなビーツがもし手に入ったのなら、是非本格的なボルシチにチャレンジしてみたいものですね。
馴染みのない料理なので、付け合せは何がいいんだろう?何が合うんだろう?と想像がつかなくてなかなか献立が決まらない方がほとんどだと思います。
今回はあまり作りなれていないボルシチにぴったり合うもう一品のおかずやつけ合わせをご紹介させていただこうと思います。
ボルシチに合うおかず7選
1.オムレツ
ボルシチの鮮やかな赤と、卵の黄色、サラダを添えれば食卓の彩りはバッチリですね。
ボルシチにも野菜はたっぷり入っているので、サラダを添える場合はミニサラダなどがよいとおもいます。
オムレツは普通、牛乳や生クリームを加えるとふわふわに作ることができます。
ですが牛乳や生クリームがないときは、代わりにマヨネーズで代用してみましょう。
マヨネーズを使ってもフワフワなオムレツを作ることができるんですよ。
2.ツナとじゃがいものパイ
出典:https://cookpad.com/recipe/365417
簡単にできるパイをご紹介します。
ふかした芋を軽く潰してツナとあわせ、塩コショウを振ります。
冷凍パイシートを使って包み、いつものパイと同じようにオーブンデこんがりとサクサクに焼きあげましょう。
冷凍パイシートを使ったパイ作りは手作りパンとちがって手軽に家庭でも作れるので、ちょっとお洒落な食卓にしたいときにはもってこいのメニューです。
3.ポテト
シンプルにポテトを添えるのも良いと思います。
ポテトは揚げ物料理でできたてが一番おいしいです。
ボルシチはスープ料理ですので、ボルシチや付け合せを先につくっておいて、料理の後半はポテトに集中することができます。
せっかくなのでポテトの味付けもいつもの塩こしょうではなく、コンソメ粉末などをつかってコンソメポテトにしたり、青海苔風味にしたり、色々な味を楽しんでもよいかもしれません。
4.ピラフ
日本でも馴染み深い、お子様にも大人気のピラフ。
ボルシチに肉が入っているので、ピラフはエビやホタテなどを使った魚介のものが良いでしょう。
ロシアでは「ピラフ」ではなく「プロフ」と発音するそうです。
ロシアのプロフは日本のピラフとは少し違って、米と具をたっぷりの油がコーティングしていてなかなかボリューミーな料理となっています。
5.ポテトサラダ
私たちの献立にもよく登場するポテトサラダ。
ボルシチは肉と野菜のスープなので、ポテトサラダで炭水化物をプラスするのは良い手段ですね。
ボルシチのように普段食べなれていないメニューがメインのときは、副菜は馴染み深い食べ物のほうが食べやすくなるかもしれません。
ポテトサラダは沢山つくって次の日にコロッケにすると意外とおいしかったりするので、ぜひたくさん作ってリメイク料理にもチャレンジしてみてください。
6.ピロシキ
ロシアを代表するパン、ピロシキ。
おかずパンとしては肉、魚、きのこ、野菜系など種類も様々です。
おかず以外にもデザート風のピロシキもあります。
手作りするのは生地作りや発酵させる時間など手間がかかりますが、せっかく本格的なロシア料理のボルシチを作るのですから、ロシア料理の二大巨塔といってもよいピロシキも楽しみたいところです。
7.ブリヌイ
出典:https://cookpad.com/recipe/2449457
こちらもロシア料理から、日本でいうところのおかず系クレープです。
薄いクレープのような記事におかずを載せて食べます。
オススメはサーモンと野菜を挟んだブリヌイです。
シンプルにハムとチーズのみを挟んでも十分おいしいですよ。
ボルシチに合う副菜5選
1.ツナサラダ
「慣れない本格的なボルシチを作ってもうへとへと、副菜までロシア風にこだわる気力がないよ…」という場合はつけ合わせのサラダはいつも作っているツナサラダなどで済ませてしまいましょう。
ちぎりレタス、プチトマト、ツナ、コーン缶など包丁を使わない素材を選べば、洗ったり手でちぎるだけで簡単にツナサラダが作れます。
2.マカロニサラダ
ボルシチは小麦粉を使わないスープなので、炭水化物としてマカロニをプラスしても良さそうですね。
マカロニサラダも日本の食卓によく馴染んだ食材であるといえます。
そんなマカロニはお子様にも大人気。
いろいろな形や色のマカロニがあるので、普段とは違うマカロニを選んで調理してもおもしろそうです。
3.ヴィネグレット
出典:https://cookpad.com/recipe/4225984
ボルシチの材料であるビーツを使ったサラダ。
じゃがいもやタマネギ、ピクルスなどを食べやすい大きさにカットしてチョップドサラダ風にしていただきます。
ピクルスの強めの酸味のおかげで、普段食べるチョップドサラダとは違ってどこかロシアっぽさを感じれるかもしれません。
4.ペリメニ
出典:https://cookpad.com/recipe/4693952
日本でいうところの水餃子です。
具材はひき肉、玉ねぎ、調味料が塩コショウにナツメグと、餃子のあんというよりはハンバーグのタネに近いような具で作ります。
醤油ではなくサワークリームにつけて食べるのもロシアならではだと思います。
味付けは目新しいですが、材料的には簡単に日本で手に入るものばかりなので、是非ためしてみてください。
5.ブルーベリーヨーグルト
最後はデザートとして冷凍ブルーベリーを混ぜたヨーグルトです。
冷凍ブルーベリーは比較的安価で普通のスーパーでも手に入れやすい食品なので、スムージーやデザート用に冷蔵庫に常備しているお宅も多いのではないでしょうか。
買ってきたブルーベリーとヨーグルトを和えるだけで作ることができますので、手軽にもう一品増やしたいときにはぴったりだと思います。
ボルシチのおすすめ献立メニュー
献立例1
- ライ麦パン
- オムレツ
- ボルシチ
- ツナサラダ
ボルシチ以外は日本でもお馴染みの料理にして、比較的作りやすいように献立を組みました。
献立例2
- ツナとじゃがいものパイ
- ボルシチ
- ブルーベリーヨーグルト
ボルシチに合わせてちょっとオシャレにパイを一緒に組んでみました。
ツナのかわりにベーコンを入れてもおいしいです。
献立例3
- ピロシキ
- ボルシチ
- ヴィネグレット
ロシアの伝統的な料理のみでまとめました。
本格的にロシア料理にチャレンジしてみたいときにぜひ試してみてください。
この記事を書いた人
名前 | ぱおりん |
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自己紹介 | 料理暦10年のぱおりんと申します。 小学校の給食室で調理をしていた経験から、栄養バランスやカロリー計算などを考えながら献立メニューを考えるようにしています。 結婚の際に退職し、遠方に嫁いで現在は主婦です。 現在妊娠中のため、調理の現場ではなく料理関係のライティング活動をはじめました。 |