お魚の中でもとてもボリュームのあるほっけ。
鯛ほど豪勢なお魚ではありませんが、とても存在感のあるお魚です。
このほっけを一匹まるまる出されるととても嬉しくなりますね。
焼き魚の中でも特別な存在を持つこのほっけに合うおかずを数点紹介してまいりたいと思います。
ほっけは肉も味もしっかりしていますのでおかずもそれなりに芯の通った物がいいと思います。
ありきたりの昔からおかずを中心にご紹介させて頂きます。
ほっけに合うおかず7選
1.ほうれん草のおひたし
ほっけは肉が多く、大きなお魚ですので他の肉、魚系のおかずはこれ以上不要なような気がします。
その為、野菜を他のおかずとして数点増やしていくことになるのですが、ほっけ自体の味がしっかりしている為、味の薄い淡白な野菜料理はあまり向いていません。
色が濃く、味つけもしっかりしたこのほうれん草のおひたしなら、ほっけにひけをとることなく満足のいく野菜料理となるでしょう。
2.ひじきの煮物
豆、こんにゃく、人参、鶏肉、お揚げなどの具をたっぷり入れたひじきの煮物。
おふくろの味の定番おかずです。
こちらも味つけをしっかりして調理しましょう。
色合いから見てもほっけと合いますのでテーブルを華やかにしてくれるでしょう。
余ったらお弁当のおかずにもなるのでとても便利な一品です。
3.おから
健康ブームで今まで捨てられていた食材であるおからが見直されてきていますね。
こちらもおふくろの味の定番おかず。
ほっけは単純に塩焼きしただけの素朴な料理です。
素材の味を生かすためにもこういう古臭いおかずがよく合います。
創作料理というものが流行っていますが、あまりごてごてにいじり倒した個人差のあるおかずよりも、昔から食べられてきているおかずがお勧めです。
4.長いもの天ぷら
出典:https://cookpad.com/recipe/5312612
塩辛いほっけにちょっと甘みとあぶらみのあるおかずはいかがでしょうか?長いもにてんぷら粉をつけて揚げるだけの簡単なおかずです。
エビやイカを入れた天ぷらを作ってしまうとほっけの魅力が半減します。
ここではこの長いものみの天ぷらをお勧めします。
衣も具もさくさくとして甘みがあり、ほっけのよきパートナーとなるでしょう。
5.白菜と豚肉の煮物
出典:https://cookpad.com/recipe/5205225
冬の定番料理ですね。
豚肉の出汁が白菜にしみ込みとても美味しい煮物料理となります。
魚だけでなく、肉も少し欲しいかなと言う時はこのおかずをお勧めします。
白菜のはごたえと豚肉が満足感を与えてくれることでしょう。
6.おくらの和え物
出典:https://cookpad.com/recipe/5605901
ちょっとさっぱりした物が欲しい場合はこのおくらの三杯酢和えがお勧め。
ほっけは味がしっかりした魚ですので、味も色も濃い目の野菜料理でないと引きあいがとれません。
おくらは色もコク、味も独特の味があり、酢を加えることでさっぱり感を味あうことができるのです。
7.揚げ出し豆腐
かたくり粉をつけて揚げたお豆腐にだし汁をかけて頂く揚げ出し豆腐。
居酒屋料理の定番おかずですが、このあげだし豆腐、実はほっけとの相性も最高。
冷ややっこや湯豆腐ならほっけに勢いがありすぎて負けてしまいますが、揚げ出し豆腐ならちょうどうまくひきあってくれます。
ほっけに合う副菜・スープ3選
1.豚汁
お魚だけじゃちょっと物足りない人にはこの豚汁が一番ですね。
ほっけはどちらかと言えば強みのあるお魚となります。
シンプルな味噌汁よりも豚のあぶらがきいた、具だくさんの味噌汁の方が喜ばれることでしょう。
2.大根おろし
ほっけに必ずつけたい一品ですね。
さんま、さば、どんなお魚にも合う大根おろし。
食卓の中では脇役の存在ですが、なくてはならない一品です。
ポン酢かしょうゆをかけて食べると美味しくいただけます。
3.岩のり
ごはんの友として長い間君臨してきた岩のり。
「ごはんですよ」等が有名ですが、ほっけとごはんを一緒に食べると、ちょっと塩辛いものがあればなと思う時があります。
明太子やいかの塩辛では辛すぎるので、ほんのり甘みのあるこの岩のりと一緒に食べると完璧な味となります。
ごはん3杯は軽くいけるでしょう。
ほっけのおすすめ献立メニュー
献立例1
- ほっけ
- 大根おろし
- ひじきの煮物
- ほうれん草のおひたし
- 豚汁
日本の典型的な和風料理です。
ありきたりなおかずばかりなのですが、毎日食べても飽きないおかずです。
献立例2
- ほっけ
- 大根おろし
- 長いもの天ぷら
- オクラの三杯酢和え
- 岩のり
ほっけにちょっと風変わりなおかずをつけてみました。
昔からあるおかずですが、ちょっと普段食べていない物も取り入れたい時にはぴったりの献立です。
この記事を書いた人
名前 | 桃衣 |
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自己紹介 | 日本料理というのは世界でもまれに見る技法があり、その基本は素材の味をいかすところにあります。西洋料理に比べると地味で華やかさには欠けますが、その神髄はとても尊いもので毎日食べることのできるおかずばかりです。日本人に生まれてきて本当によかったと思います。 趣味:読書、料理、DVD観賞 |